福岡市は、地理的な有利性を活かして、古くからアジアとの交流に力を注いできました。アジアとの深い繋がりは、現在まで脈々と受け継がれており、中国・韓国をはじめ東南アジアの諸国とも、貿易や文化交流が盛んに行われています。
そうした背景を基に、福岡市はアジア各国との交流の拠点となる、海に拓かれた近代都市として発展を続けています。
国際都市へ向けて、新たなる進化を続ける「福岡」。
現在、市内においてはアジアの拠点都市にふさわしい街づくりのためのプロジェクトが進行中です。その象徴となるのが『新博多駅』の開発工事。
2011年春、九州新幹線の全線開通時には、博多〜鹿児島中央間が最速1時間20分で結ばれ、劇的な変化を遂げると予測されています。
それに伴い駅周辺も、大いなる発展が期待されており、さらに経済や産業をリードする九州の玄関口にふさわしい都市へと進化を遂げます。
2006年7月19日発売のニューズウィーク国際版が、主要国の中で急成長を遂げている都市を紹介する「世界で最もホットな10都市」という特集を掲載、日本からは福岡市が選ばれました。
経済の発展と博多港、空港の活況を挙げ、アジアの玄関口として発展していると評価。
アジアの交流拠点都市を目指す福岡市の取り組みが世界に認められる形となりました。
天神は、有名デパートやファッションビルが軒を列ねる、日本でも有数の流通激戦地区です。天神地下街は南に延長され590mに、天神南の渡辺通りには、ロフトが出店するなど流通エリアが拡大。海外の一流ブランドから最新ファッション、グルメまで、トレンド情報を求める人たちが、福岡にとどまらず九州一円から集まってきます。
また、天神の魅力は、九州だけにとどまらず、海外からの観光客でも賑わっています。
福岡空港の利用は1990年33万人から2003年50万人に増え、博多港も1990年の6千人から2005年には35万人に増えるなど、目覚ましい成長を見せています。
2011年春に開業が予定されている『新博多駅ビル』は、売り場面積11万m2という大型施設だけに、大きな期待が寄せられています。
核テナントには「阪急百貨店」が進出するほか、「東急ハンズ」・東映系シネコン「T・ジョイ」などの出店が決定。現駅内の商業施設「デイトス」も、全面改装を計画するなど、さらなる発展が期待されています。さらに、日本全国・アジア各地からの観光客も多い複合商業施設キャナルシティも、『第2キャナル』を検討するなど、新博多駅を中心とした開発計画が目白押しです。
「キャナルシティ博多」は、ショッピング・グルメ・エンターテイメントが揃った人気の大型複合商業施設。
曲線的で色彩豊かな建物が並ぶ街の中央には、約180mの運河(キャナル)が流れ、ダイナミックな噴水のショーが時間の流れを知らせます。
大規模コンサートや大相撲などが開催できる「マリンメッセ福岡」「福岡サンパレス」「福岡国際センター」。
歌舞伎を上演する「博多座」や世界の超一流店が揃う「イニミニマニモ」を併設する「博多リバレイン」など魅力的な施設がいっぱいです。